著作権ほど侵害されやすい権利はないよね〜①クイズ形式で著作権を確認しよう〜
クイズがあるよ
やどりんです。
ブログを書き始めてから、音楽の話題をしたいがために先に自分の持ってる情報が間違っていないか軽くインターネット上でチェックするようにしているのですが、やはり情報を発信する側として気にしないといけないのは著作権ですよね。歌詞を勝手に訳して第三者が見られるところに置くのは著作権法違反、完全なクロのようですね……でも本当に一部分、歌詞全部じゃなくてわずかな部分ならば、ちゃんと引用したとわかるように鉤括弧でくくるなどすればその限りではないようです。
で、詳しく音楽だけではなくてゲーム実況に関することやイラスト、例えばアーティストのPVで出てくるようなキャラクターの絵に関する制約やコスプレ、二次創作なんかを見ていくうちに思ったこと。
これ、ちゃんと守るの厳しすぎ。
まず、グレーゾーンな話がかなり多い。ゲーム実況なんてのは本当にグレーゾーンで、企業がその気になって訴えてくれば恐ろしい目にあうかもしれない。ゲームに関してはビデオポリシーがあるのでそれを確認するして、そこにダメと書いていれば動画としてアップするのはダメ。けれど、「ゲームを知ってもらって買ってくれる消費者が増えるのであれば」とあるゲームに関してだけは容認しているものもあったりなかったり。
歌詞の翻訳に関しては先程言った通りで、音楽のダウンロードに関しても色々ややこしい問題はあるし、二次創作ともなると……
だらだら言っても仕方ないので、10問ほど◯✖️問題を作ってみました。網羅できてはいませんが、少し確認してみてください。
1:業務上個人的に必要になったので、一部だけ楽譜をコピーした。使うのは個人なので私的使用の複製となる。
2:私的に必要な文書をコンビニのコピー機で印刷した。著者に許可は取っていないが、勉強のために使うだけなので問題無い。
3:無断で作られたいわゆる「海賊版」のビデオを発見した。海賊版であることは知っていたが、レンタルしてきた。
4:気に入った古いCDを業務用に使うために著作権者を探したが、インターネットやCD会社に問い合わせても所在がわからなかった。この場合は特別に、無断で使用しても許されることになる。
5:あるサイトで違法アップロードされている曲を見つけた。気に入っている曲だったが違法であることに気づいたので、サイトの管理人に違法であることを報告した後、私的に聴くためだけに複製を取っておいた。
6:ある有名なデザイナーが亡くなった。絵や書物などの場合、亡くなって10年経てばその著作物の著作権は切れる。
7:あの作家のアイディアを利用して自分の書物を書いたが、これは著作権の保護の対象にはならないので作家の許可はいらない。
8:ある会社で一個人が開発したソフトウェアの著作権は、その会社ではなく一個人のものの著作物として扱われる。
9:あるプログラミング言語を利用して新しいプログラムを作った。プログラミング言語やアルゴリズムは著作権保護の対象外なので、それにより作られたプログラムも、ソフトウェアなどの具体的なものに導入されていない限り著作権保護の対象外である。
10:学校で生徒に教材として使うためにテレビ番組を再編集して教材を作った。これは著作権違反である。
いかがでしょうか?
「これは❌だ!」というものもあれば「どっちだ……?」というものもあったでしょう。
思っていたよりも濃い内容になったので、詳しい解説とその他二次創作やゲーム実況など、インターネットを使う側として身近になりそうな問題については次回以降お話ししたいと思います。下に10問クイズの答えを置いておきました。一つでも間違った方は、知らず知らずのうちに罪を犯す可能性すらあるということです……著作権違反は犯罪なので、場合によっては罰金どころか懲役の可能性もありえます。(それは極端な話ですけれど)
自分たちに取って身近で見落としやすい著作権についてのお話、少し長くなりそうです……
1:× 2:◯ 3:× 4:× 5:× 6:× 7:◯ 8:× 9:× 10:◯(詳細は次回以降)