民族音楽という敷居
敷居の高さ
お久しぶりです、やどりんです。 今日は友達にあげる小説を書いておりました。なかなか勉強と趣味の両立って難しい、遊びたい気持ちもあるし……
4月に入り新生活が始まった方も多いと思います、おめでとうございます! 色々と大変でこんなはずじゃ……と思うことも多いと思いますが、それでも支えてくれる人のためなら頑張れるはず……ぼくも頑張ります。
何の話……
前置きが長くなりましたが、早速本題です。
前回言っていた通り、今回は民族音楽です。民族音楽と言っても色々あるので今回は俗に「ケルトミュージック」なんて言われている民族音楽についてです。
いきなりですが、皆さんはケルトミュージックをどのくらい知っていますか?
……知らない。
海外の曲すらほとんど聴かないのにケルトなんてもっとわからない。そもそもケルトってなんだ? たとえわかっても興味を持てるかと言われると疑問……
大半の人はそうだと思います。そしてこの記事を読むような人は民族音楽に多少興味がある人しか読まないかもしれないです。
実際民族音楽を主体に演奏されてる方も同じ悩みを持ってるかと思います。
「つまらないと言われる」
「そもそも良さがわかってもらえない」
「聴いてもらえない、聴いてもらっても『変わった曲』という認識止まり」
ケルト系の方々も同じ悩みを抱えていました。果たしてどうやったら自分たちの民族独特の『音の良さ』をみんなに聴いてもらえるんだろうか……もっと多くの人に聴いてほしい……
そうやって様々な民族音楽の形が生まれました。今回はそれを紹介しようと思います。
ド直球な手法と「カバー」
ケルト音楽と言っていますが、厳密にはそんなものはありません。ヨーロッパやカナダ、アメリカなどに住むケルト人の民族音楽から発展していった音楽をCDの会社や出版社が「ケルト音楽」と総称して読んでいるもので、文化的にはケルト民族に期限があるか定かじゃないこともあります。
……まあダラダラいってもわからなさをどんどん悪化させる気がするので、曲で紹介していこうと思います。
多分ケルト音楽といえばこのようなものを想像される方も多いと思います。エンヤは日本でものすごく有名になりましたので。
この方もケルト音楽の括りに入ります。エンヤとはまた全然違いますがこのくらい違いがあるのです。「ノルウェン・ルロワ」というフランスのシンガーソングライターです。フランスではめちゃめちゃ有名ですが、彼女の歌う歌はフランス語よりも「ブルトン語」という絶滅危惧されてる言語を使うことが多いですね。
この曲を選んだ理由は次でわかります。
Manau - Mais qui est la belette ? [Lyric]
フランスのケルト音楽とラップを融合させるスタイルで有名なmanauの曲です。
一緒やん。
一緒のメロディが入ってます、つまりルロワちゃんのパクリか? と思いきや、manauのこちらのアルバムの方が先に出してます。
これだけじゃなくて、eluveitieがluxtosという名前でデスメタルカバーをしていたりします。
この原曲はブルターニュの伝統音楽la jument de michaoらしいです。しかもこの原曲自体がパロディーというなんとも複雑なお話。
やはり民族音楽の独特な響きに惹かれる人も多いということなのでしょうね(自分もその沼に落ちた一人ですけど……)
The Corrs - I Do What I Like - recorded at Church Studios
ケルト音楽をド直球に攻める方もいればラップに混ぜる方もおり、そしてポップ路線に行く方もいます。The Corrsはケルト音楽とポップスをうまくクロスオーバーさせた方々で、とても聴きやすいサウンドとなってます。
Celtic Woman - Tír na nÓg ft. Oonagh
ケルティックウーマンもポップ路線に近いでしょう。「ユーレイズミーアップ」のカバーが日本では有名だったりします。
まとめ
これ以外にもたくさん紹介したい曲はあるのですが、民族音楽と言ってもその伝え方が色々あるんだなというのは伝わったかなと思います。
音楽は形を変えて世界に浸透していくものです。言語を変えて、曲調が変わり、気付いたら新しいジャンルが生まれ……だからこそ、自分の知らない素敵な曲がまだたくさん待ってるんだなと思うと少しだけワクワクしませんか? 自分が今好きな曲だけじゃなくて、少し羽を伸ばしてみるのも世界が広がって素敵なのかもしれません。
次回は洋楽ロックについて取り扱いたいと思います。ではまた。